2013年10月10日木曜日

フィルムと旧正月。


「35mm換算の50mm」 

今やカメラはDigitalに完全移行したにも拘らず、このフレーズだけは未だに
殺しても死なないゾンビのように引っ付いていやがります。

素子がAPS-Cの場合、35mm換算で言う焦点距離50mmは、およそ33mm。

「じゃあ今日から標準画角は33mmって言おうね」 って言われてもね。  無理だ。

フィルム時代は、中判・大判を省けばフォーマットが24mm×36mmの1種類だけだっのたが
今や何種類もあるので結局、「35mm換算」 を登場させざる得ない。

素子サイズと焦点距離が変わっても、画角は同じな訳だから
「じゃあ今日から50mmとかじゃなくて、46度って呼ぼうよ」 って言われてもね。 

もっと無理。 (・∀・)

いまだに旧正月を祝う国もある訳だし、扱うのが人間である以上
慣れ親しんだ数字、単位ってのは、そう簡単には捨て去れない。

ただ、こんな事に思いを巡らすのはフィルムを知ってる世代だけ。

円周率を 「およそ3」 と呼ぶ時代なので、これからの時代のズームレンズは
「広い」 「中ぐらい」 「狭い」 なんていう、ざっくり呼称になんのかも。

長い独り言です。